チューブわさびを適量出すことの難しさ

 欲しいだけわさびを出すのは難しい。特にチューブのわさびを必要な分だけ皿に取り出すことは難しい。

 私の場合、わさびが必要な場面はたいてい食事中に現れる。既に箸に口をつけてしまっているので、チューブの先に出ているわさびを箸でとることはできない。かといって、洗い物が増えるのでまだ口をつけていない箸でわざわざとるほどの話でもない。また、チューブの先端を皿のふちに直接つければいいという意見もあるかもしれないが、これも箸と同様である。既に食事をはじめているため、皿のふちとはいえ手や口が触れている可能性がある。わさびチューブを清潔に保つためにはやはり避けたい。かといってわざわざ新しく出した皿にわさびを出すほどの話でもない。

 結局わさびを遠心力で皿に落とそうとするのだが、狙った皿のふちに落ちる確率は極めて低い。特に取り出したわさびの量が少ないほど、確率は低い。量が少ないので遠心力がうまく伝わらず、落ちるタイミングを計ったり力加減を調節したりするのに神経を最大限集中させる必要がある。この場合の解決策としては、必要な分よりやや多めのわさびをチューブの先に出すことだ。こうすることで、軽い力、コンパクトな腕振りで、狙った皿のふちに出すことができる。タイミングも計りやすい。ただ一つ難点をあげるとすれば、わさびの量が必要な量よりも若干多いということだ。

 やはりほしい分だけチューブのわさびを取り出すのは難しい。少量でも狙ったふちに振り落とせるよう、腕振りを練習したい。

2022/02/03(木) 20:32 

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